灸について

灸治療とは

灸

お灸と聞いて、皆様はどのようなお灸を想像するでしょうか?
田舎のおばあちゃんがしていたお灸。
悪いことをしてすえられたお灸。
大体の方が想像されるお灸が、「透熱灸」と呼ばれるお灸です。
ですが透熱灸にも様々な種類があります。

・糸状灸
・半米粒灸
・米粒灸
・小豆灸
・大豆灸

それぞれが、お灸の大きさを表しています。
糸状灸は木綿糸ほどの細いお灸で、ほとんど熱さが無く、痕にもなりません。
大豆灸は熱くて、痕になります。半米粒灸以下のお灸は、作るのに技術が必要なので、あまり見かける事はないかもしれません。
当院では基本的には痕のつかない灸を行いますが、中には「昔からあるお灸をして」という患者様がいらして、時々最後まで焼き切る灸をします。患者様の病態や体質や年齢を考慮して、使い分けていきます。

知熱灸について

知熱灸とは、熱くなる前に取り除くお灸で、痕になる事がなく、当院でも人気があります。
取り除くのは施術者の手ですから、ある程度の大きさが必要になります。
当院では梅干し大の大きさのものを使用しています。心地よい温かさが終わり、熱く感じ始めた時に患者様に確認して取り除きます。
お灸を取り除いた時に、皮膚に汗の様なものが発生します。
東洋医学ではこれは汗と区別し、身体に不必要な水とします。
それはたとえばむくみであったり、冷え症の原因をつくる水だといわれています。

いつ熱く感じるかは人それぞれです。
緊張しやすい方や敏感な方はすぐに熱さを感じますし、冷え症の方は 心地よい時間が持続します。
ただ感覚麻痺や知覚鈍麻のある方には注意が必要なので、施術者の判断で取り除いていきます。
冷え症・便秘・精神疾患・痛み・痺れ・麻痺・知覚鈍麻・風邪・リウマチ・肩こり・腰痛・捻挫など、出血を伴う様な急性疾患以外には、ほとんどの場合に効果が期待できます。

このような症状でお悩みの方に

肩こり

冷え症・便秘・精神疾患・痛み・痺れ・麻痺・知覚鈍麻・風邪・リウマチ・肩こり・腰痛・捻挫

頭痛

頭痛

頭痛(片頭痛・筋緊張性頭痛・群発性頭痛)はいわゆる安全な頭痛ですが、その苦痛・不快感は耐え難いものがあります。また、頭痛を止める為に頭痛薬を常用していると、薬剤性の頭痛になったり、いざという時の麻酔の効果が得られなくなるという報告もあります。
鍼灸治療は頭痛に即効性がありますので、治療中に頭痛が無くなる事がほとんどです。
さらに当院では頭痛が起こりにくくなるよう、体質改善も治療に組み入れています。

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スポーツ障害

スポーツ鍼灸は即効性ばかりが知られていますが、症状によっては、治療を続けないと悪化する場合があります。
当院に通っている患者様でも、通院できない時は、自宅で灸をする事を約束しました。
するとかなり症状が改善し、本人も治癒の見込みを実感できるくらいになりました。スポーツ障害は後遺症として残るケースがありますので、じっくりと治療する事が大切です。

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安産の治療

体質、運動不足、過労などにより、難産になりやすいそうです。
ですから昔から安産になるよう、体操から祈祷まで、様々な試みがなされてきました。
お灸も昔から行われてきた方法のひとつで、副作用が無く効果が高い為、現代でも広く行われています。

産後は母乳も出やすくなります。
お腹の赤ちゃんも順調に成長し、元気な子が産まれます。

松山市の国民健康保険・後期高齢者医療保険の方

「はり灸助成制度」適用の症状

肉体疲労

肉体疲労(肩こり・腰痛・膝痛を含む)、神経痛、お体の不調、スポーツ障害、小児鍼など、ほとんどの疾患や症状で松山市の「はり灸助成制度」が適用できます。

はり・灸助成制度とは
●1回のはり・灸施術に対し、松山市から1,000円の助成金があります。
●はり・灸の施術は1日1回限りで、1ヶ月あたり8回まで受療できます。
●初めて施術を受ける場合や毎月初めには松山市国民健康保険または松山市後期高齢者医療保険の被保険者証を提示してください。

※はり・灸助成制度は、松山市国民健康保険の指定鍼灸院で利用できます。

鍼の効果と灸の効果について

鍼治療とは

最近の研究では、鍼と灸の効果の違いが、自律神経〈交感神経・副交感神経)に対する効果の違いである事がわかってきました。
筑波技術短大の西条教授の研究では、鍼は交感神経の過緊張状態を抑制する効果があり、痛み・コリ・めまい・吐き気・手足の冷え・手足の発汗などの治療に良く効き、灸は副交感神経の過緊張状態を抑制する効果があり、喘息・アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・花粉症・じんましん・過敏性大腸炎などに効果があると言われています。
鍼灸医学は経験医学(科学的な理由はわからないが、多くの人がAの病気に対しBのツボを治療したら治癒した。多くのCの体質の人はDのツボを使用すれば体調が良くなる。など)であり、まだまだ未科学(効果ははっきりとしているが、現代科学的な理由では現段階では解明されていない)の分野ですので、これからも多くの発見があると思います。

院長 香川 大輔

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