お灸と聞いて、皆様はどのようなお灸を想像するでしょうか?
田舎のおばあちゃんがしていたお灸。
悪いことをしてすえられたお灸。
大体の方が想像されるお灸が、「透熱灸」と呼ばれるお灸です。
ですが透熱灸にも様々な種類があります。
・糸状灸
・半米粒灸
・米粒灸
・小豆灸
・大豆灸
それぞれが、お灸の大きさを表しています。
糸状灸は木綿糸ほどの細いお灸で、ほとんど熱さが無く、痕にもなりません。
大豆灸は熱くて、痕になります。半米粒灸以下のお灸は、作るのに技術が必要なので、あまり見かける事はないかもしれません。
当院では基本的には痕のつかない灸を行いますが、中には「昔からあるお灸をして」という患者様がいらして、時々最後まで焼き切る灸をします。患者様の病態や体質や年齢を考慮して、使い分けていきます。