アトピー性皮膚炎について
アトピー性皮膚炎はとても辛いものです。
かゆみなどの症状だけでなく、見た目も悪く、気分まで落ち込んでしまいます。
西洋医学ではその症状を抑えようとステロイド剤を使用します。
東洋医学ではその症状を出しきってしまおうという考えです。
治療は基本的に温灸を使用します。熱く感じたら取り除く、火傷にはならないお灸です。
効果を高める為には、さらにその方の体質に合わせた経絡を用いた鍼治療が必要になります。
いずれにしても治療には根気と根性が必要になります。
根気とは、治療効果が出て、見た目にも良くなっていくまでに約半年間かかるという事です。
根性とは、治療効果が出るまでは、一時的に見た目がより酷く、かゆみも増すのをこらえるという事です。
先ほど述べたように東洋医学の治療は、その症状を出しきって根治させる方法をとりますから、今までステロイドで抑えていた症状が一気に噴き出してしまいます。
ですからステロイドを使用していない方は半年よりも早い期間で良くなりますし、長期間・強力な抑制薬を使用していた方は期間が長くなってしまいます。
このように東洋医学の治療(アトピー性皮膚炎に関して)は途中に苦痛が伴いますが、治った時は驚くほどきれいに治ります。
アトピー性皮膚炎になっていない部分の皮膚よりも、さらにきれいになります。
ステロイド等でごまかして、どんどん強力な抑制薬を塗り続けるのか、腹をくくって根治治療をするのかは最終的には患者様の判断になります。
ですがこれ以上強力な抑制薬が無くなった時、それは西洋医学ではどうしようもありませんし、ここに至っては東洋医学の治療をしても、かなりの長期間を有する事になってしまうでしょう。
お仕事があり、人に接する機会が頻繁にある方は中々ご決断できないでしょうし、それが我々東洋医学の治療家の悩みでもあります。
2008/09/04 | 未分類
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