四十肩・五十肩について
四十肩・五十肩はある日突然にやってきます。
肩が痛くなったり、違和感があっても、それが五十肩だと気づくには時間がたってみなければ中々わかりません。
当院でも「あれ、痛みがとれない。五十肩かな?」となり、来院される方がほとんどです。
五十肩の治療は、西洋医学ではいまだに決定的な治療法が確立されていません。
ですが東洋医学、特に鍼灸の分野では、はるか昔に有効な治療法が確立されています。
五十肩には、「急性期」・「拘縮(こうしゅく)期」・「循環障害期」と三つの病期に分かれます。
「急性期」はとにかく痛みが強く、この時期には痛みを取るのが最優先です。
この時期にコッドマン運動など、腕を動かす運動は避けるべきです。
「拘縮期」は痛みがややおさまり、肩の関節が固まってくる時期なので、運動を優先させます。
「循環障害期」は血行が悪くなるので、血行を改善させていきます。またダルさも出るので取り除いていきます。
これら三つの病期には、それぞれ異なった治療法があります。
しかし、来院される時期が遅れると、「拘縮期」で運動しなければならないのに、「急性期」の痛みが強く残っていて運動がままならないなど、適切な治療が受けられなくなります。
たとえ単なる肩部痛でも、早期に来院されればごく短期間で治癒しますし、それが五十肩であれば正しい手順で治療が可能になります。
肩に違和感を感じたり痛くなったら、まずはお近くの鍼灸院へ。
2008/11/11 | 未分類
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