慣れと刺激量
マッサージや指圧などを繰り返していると刺激に慣れて、次回はもっと強い刺激でなければ効いたと感じなくなる、という話を聞いた事はないでしょうか。
この「刺激に慣れる→さらに強い刺激」という図式は確かにあると思います。
強い刺激を加えると、身体の防御反応で硬い脂肪が付くという生理現象も確かにあります。
おばあさんなどで、ものすごい勢いで肩を棒などで叩いているのを見たことがある人もいるのでは?
これはマッサージや指圧、またその他諸々の民間療法は基本的に手、指、肘、足などを使用するため、どうしても刺激範囲が広くなるからです。
刺激範囲が広いと、毎回同じ個所を刺激してしまうので、「刺激に慣れる→さらに強い刺激」となってしまいます。
それでは鍼はどうでしょうか?
鍼の場合は同じツボに刺しても、先端が非常に細いので同じ個所という事はまずありえません。
手技療法が面の刺激ならば点の刺激といえるでしょう。
しかし、刺激量を徐々に上げていくという作業を鍼灸師が行う場合があります。
それは鍼が初めての患者さんの多くは緊張が強く、中には鍼が触れただけでも効果が出てしまう方がいるからです。
つまり最初は慣らし、次第に体質に応じた刺激量にという作業を行います。
患者さんは慣れとともに緊張が解けるので、ほとんど変わらない刺激を受けていると感じます。
それ以降は刺激量が増える事はまずありません。
2009/01/29 | 未分類
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