かゆみへの施術(鍼灸師用)
鍼灸師用とは言っても、ベテランの方は御存知だと思いますので読まないでください。
現場に出て2年未満の新米鍼灸師さんだけ、興味があれば読んでみてください。
さて、かゆみ(痒み)ですが、西洋医学では従来は痛覚神経の反応のひとつと考えられていました。
しかし近年になり、ヒスタミンによる痒みを伝える神経が発見され、痛みとは独立した感覚だと考えられるようになりました。
東洋医学では、大昔より明確に痛みと痒みを区別して考えています。
痛みは実(さらに虚痛と実痛には分かれますが)、痒みは虚に属するとされています。
ですから百虫窩(ひゃくちゅうか)など痒みへの特効穴へも、局所に鍼をする場合にも、補法で行った方が無難かと思います。
ただ熱感があり痒みも強い場合には、局所に限り寫法を行うと痒みがすっと引く事があります。
2009/05/19 | 未分類
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