東洋医学の考え方
西洋医学が自然科学の思想を基礎として成り立っているのに対し、東洋医学は自然哲学の思想が基礎となって成り立っています。
東洋医学では自然哲学の観照(本質を見極める事)法が生体現象に適応されていて、相対的認識論が基礎概念になっています。
相対的認識論とは、1つの現象を相反する2面から観察する事を言います。
たとえば東洋医学では西洋医学で言う「血液」を、「気・血」という2つの説を立て、それが経絡というルートで気と血が全身に循環し、それにより生命が維持されているという考えをとっています。
「陰・陽」「虚・実」といったよく知られる相対概念は、東洋医学では病態を観察するもので、実際の治療においては「補・瀉」という対立概念によって行われます。
「補」というのは不足している状態、つまり「虚」の状態を補足することを言います。
「瀉」というのは「漏らす」「損ずる」という意味で、有り余っている状態、つまり「実」の状態から過剰部分を取り去るという事です。
実際の鍼治療においては、これらの状態に応じて経穴(ツボ)の選択、刺鍼の方向、刺鍼の深さ、抜鍼の方法が異なってきます。
[ http://dogo-hari-kyu.com/ 道後はり灸接骨院]
2009/08/14 | 未分類
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