鍼で意識が遠くなる人
関節痛で来院された方で、「本当は肩や首も痛むけど、そこへは鍼をしないで下さい」と言われた患者さんがいました。
詳しく聞くと、以前寝違えの治療で首に鍼をした時に、目の前が真っ黒になり、倒れそうになったとの事でした。
しかし、鍼治療はとても効果が高いので、首以外にはしてほしいと言ってました。
体質が鍼治療にあっている方には、こういった過剰反応を示す方がいます。「めんけん反応」と言われる、高い治療効果と供に現れる、ダルさや眠気などを伴う一種のデトックス作用が、過剰に現れるものです。
こういった過剰なめんけん反応を防ぐ事は、実は少しの工夫をするだけで可能です。
防ぐ為のツボがきちんと用意されているからです。
鍼が初めての方の場合には、当院では少し物足りないと思われるくらいの、軽い刺激から行います。そして反応が強い方には、やはりめんけん反応を軽くするツボを使用します。
この患者さんのように意識が遠くなる場合は、肩や首に鍼をする前に、大衝・足三里・血海などの足のツボに鍼をしておきます。これらのツボへは、肩や首にうつ鍼よりも、少し強い刺激を加えておきます。
こうしておくと、意識が遠くなる事はありません。
もともと鍼への治療効果が高い方がなる反応ですので、この患者さんの場合も肩や首へのわずかな鍼で、痛みや不快感がすっかり無くなり、こちらが拍子抜けするほどでした。
[ http://dogo-hari-kyu.com/ 道後はり灸接骨院]
2009/09/29 | 未分類
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