地機と尿閉(鍼灸学生用)
尿閉は膀胱が拡がる為に、頻尿・膀胱部の圧重感・夜間の多尿などがあります。
そして膀胱が拡がった後に尿が逆流して、尿管から腎臓に上がり、慢性の尿毒症になります。
前立腺肥大などが原因となります。
このような尿閉に効果がある経穴が地機です。
地機の効用には、腹痛・水腫・腰痛などがありますが、多くの医学書で共通しているのが、「小便利せざるを治す」というところです。
古書では地機への刺激量は「鍼5分・灸3壮」となっています。
ですが現代人が不摂生を行っているのか、そもそも尿閉という病が年齢を重ねてから起り易いものなのか、これだけの刺激では難しいと思います。
臨床では鍼は30分、灸は少なくとも10壮は必要です。特に灸は米粒大の大きさで熱さを感じるまで行う必要があります。
排尿が正常になるにつれ、灸の熱が感じやすくなるのは他の疾患と共通しています。
[ http://dogo-hari-kyu.com/ 道後はり灸接骨院]
2010/02/13 | 未分類
関連記事
-
こういった悩みで患者さまが来院されてます。②
最近の傾向として、『寝違い』の方が多くご来院されます。 朝起きたら首が...
-
こういった悩みで患者さまが来院されてます。
最近の傾向として、『抜け毛』の方が多くご来院されます。抜け毛の原因とし...
新着記事
-
こういった悩みで患者さまが来院されてます。②
最近の傾向として、『寝違い』の方が多くご来院されます。 朝起きたら首が...
-
こういった悩みで患者さまが来院されてます。
最近の傾向として、『抜け毛』の方が多くご来院されます。抜け毛の原因とし...
前の記事: 遣隋使・遣唐使と鍼灸
次の記事: 肩こりと貫きの灸
コメント/トラックバック
トラックバック用URL:
この投稿のコメント・トラックバックRSS