いつから修業するのか?(鍼灸学生用)
その多くが三年生で、来年国家試験を受ける人達です。
学校に入ってみたら、国家試験の勉強ばかりで、技術的なものはあまり教えてくれず、あせりが出始めて問い合わせたというわけです。
これは学校で勤務する講師の多くが、鍼灸学校の卒業後、講師の養成所へ行き、養成所の卒業後に学校で教えるという過程しかたどっていないからです。つまり臨床経験が無い講師が多いという事です。
また学校での練習に、都合良く病人がいるはずもありませんから、治療効果の確認もされないので、本当に効果があるのか疑問を持ったまま練習をしてしまいます。
これは味見をしないで料理を作り、食べもしないで捨ててしまうのと同じ事です。これでは鍼灸への興味を失ってしまいます。まずは効果を目の当たりにし、鍼灸の力を知った上で練習をした方が何倍も身に付くと思います。
来年私の所には3人の弟子が来ます。一人は学生時代の3年間、雑用(学生は無免許なので)をし、合間をみて技術を教えていました。臨床経験はまだありませんので、国家資格を取得する来年からが本格的な修業です。それでも最初の2年は雑用がメインです。
あとの二人は来年から鍼灸学校へ進学する人で、学校へ通いながら雑用をし、空いた時間で私の指導のもと、お互いに練習をします。この二人はもともとは患者さんで、鍼灸治療を魅力的に感じ、この道を目指した人達です。
学校へ入る前に修業の許可を取り、入学と同時に修業を開始するのがベストです。同級生でも卒業する頃には3年間の差がついています。
[ http://dogo-hari-kyu.com/ 道後はり灸接骨院]
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