前かがみになると腰が痛い時は(鍼灸学生用)
腰痛には様々な種類があります。
急性のもの、慢性のもの。動くと痛いもの、動かなくても痛いもの。
これらは治療における刺激量の差はあっても、治療場所が異なる事は少ないです。
と
ですが前かがみで痛い場合と後ろへ反らすと痛い場合では、治療場所が大きく異なります。
筋肉を痛めている場合、その筋肉を縮めると痛みが発生し、伸ばすと緩和します。ストレッチを行うのはこの為です。
後ろへ反らした時は腰の筋肉が縮んでいるのは容易に想像できます。では前かがみの時はどうでしょう?
腸腰筋という大腿骨と腰椎を結ぶ筋肉群の名前を聞いた事はあると思います。
前かがみで腰が痛い場合は、この腸腰筋が悪くなっている可能性が高いです。
腸腰筋は腰椎にもつながっていますが、背中からのアプローチは難しい上にあまり効果が期待できないので、股関節へのアプローチを行います。
股関節の圧痛が強い所(悪ければ軽い刺激で飛び上がるほど痛いです)へ2~5番までの鍼を行います。
約2㎝ほど刺入し、左右の股関節へ各4箇所とります。
通電時の刺激は筋肉の動きは感じるが痛みを感じない程度で行い、最低15分は通電します。
腸腰筋が原因であった場合、一回の治療で驚くほど効果があり、完治してしまう事も少なくありません。
[ http://dogo-hari-kyu.com/ 道後はり灸接骨院]
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