筋肉の負傷個所はわかりにくい
皮膚の痛みはピンポイントに出ますが、筋肉の痛みは大きい範囲に出ます。
たとえば暗闇でどこかを切っても、負傷個所は容易にわかりますが、筋肉痛などは腕全体が痛く感じるなど、ココといったポイントがわかりにくくなっています。
これは痛みを感じる感覚器が皮膚よりも筋肉の方がまばらになっているからです。
侵害刺激(切る・突く・殴る・焼けるなど)にまずさらされるのは皮膚ですから、皮膚に多いのは理解できると思います。
また皮膚が二次元(平面)なのに対して、筋肉は三次元(奥行きがある)であるという違いもあります。
仮に同じ割合で感覚器が存在するならば、たとえば鍼が3㎝入ったとしても、皮膚が一つの(厳密には違いますがイメージとして)感覚器に触れるとすると筋肉は数十・数百あるいはそれ以上の感覚器にふれるという事になります。
これでは注射(当院での鍼も含めて)などは絶対にできません。またあまりに痛みの信号が多すぎて脳がパニックを起こします。
このような理由から筋肉には痛みに対する感覚器が非常に少なく(割合として)なっています。筋肉の治療が難しいのはこのためで、熟練者は痛みだけに頼らず、神経の走行・経穴・トリガーポイント・硬結などを調べながら治療を行っていきます。
[ http://dogo-hari-kyu.com/ 道後はり灸接骨院]
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