漢方薬は副作用が少ないのに何故効果があるのか?
漢方薬には副作用が無いというイメージがあると思います。
漢方薬にも副作用はあります。でも、西洋薬と比べて副作用は非常に少ないと言えます。
また効果も高く、症状によっては西洋薬以上の効果を発揮するものも少なくありません。
何故漢方薬はこのように優れているのでしょうか?
種明かしをすれば、現在出回っている漢方薬には、副作用が少なく効果の高いものしかないのです。
漢方薬の歴史は古く、神農(しんのう)皇帝(正確には皇)が書いた「神農本草経」が世界最古の医薬書で、紀元前2740年頃と言われています。
伝説の人物なので真偽は分かりませんが、漢方薬というものが(正確には漢方薬という名ができたのは漢王朝の時代)相当古くから使用されていたのは事実です。
そして、漢方薬に使用する植物等は、研究者が自らの体で実験するのが常でした。
神農も毒薬の飲みすぎで死亡したとされています。
このような実験の後、比較的安全なものを広く使用し、その中でさらに副作用の事例の少ないもの、なおかつ効果の高いものが、長い時を経て残ったのです。
いわば、現在に残る漢方薬は長い時間と多くの体験を経て選ばれた薬というわけです。
副作用が少なく効果が高いのは当たり前なのです。
ただし、薬効成分の含有量が少ない粗悪品もあるので注意が必要です。(漢方薬なんか効かないと言っている人の大半は安物を使用しています。やはり良い生薬は高い!)
[ http://dogo-hari-kyu.com/ 道後はり灸接骨院]
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